たんぱく質とアミノ酸は何が違うのですか?
アミノ酸はたんぱく質を作っている成分です。
アミノ酸はその名前の通り、「アミノ」と「酸」からできています。アミノとはアンモニアのような構造のことです。この二つ、名前が少し似ているでしょう。アンモニアもアミノも弱いアルカリ性の性質を持っています。アルカリ性を持っているものには、たとえば石鹸があります。ただし体の中にあるアミノのアルカリ性は、石鹸のように強くはありません。
一方、酸の方ですが、カルボン酸という酸です。カルボン酸はお酢やレモンの酸っぱさの素となっている酸の名前です。これも酸の中では弱い部類の酸で、塩酸や硫酸のような強い酸の千分の一以下の強さしかありません。
このアミノ酸はアミノと酸を炭素の周りに持っています。炭素は動物と同じく四本の足(手)を持っていて、それぞれの手足がほかのものと手をつなぐことができるのです。アミノ酸の炭素は、アミノと酸のほかに、三番目の手は水素と呼ばれるもっとも小さい原子と手をつないでいます。そして四番目の手は、いろいろな性質を持っているものと手をつなぎます。この四番目の手とつながっているものをアミノ酸の「残基(ざんき)」と呼んでいます。まさに、残りの手につながったものという意味です。

この残基には20種類が知られていて、これらの残基の性質の違いによってアミノ酸の性質が決まります。大きくわけると四種類の性質があります。
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疎水性 |
水をはじく性質 |
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親水性(酸性) |
水と交わる性質。塩基性(弱いアルカリ性)のものを引き寄せる性質 |
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親水性(塩基性) |
水と交わる性質。酸性のものを引き寄せる性質 |
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親水性(中性) |
水と交わる |
さて、アミノ酸どうしは、一つのアミノ酸のアミノと、もう一つのアミノ酸の酸が引き付けあって、結合します。あまり神経質になって覚える必要もありませんが、参考のために、このようにアミノ酸のアミノと酸がつながると「ペプチド」という形になるので、この結合は「ペプチド結合」と呼ばれています。このようにアミノ酸は、いくつも鎖のようにつながることができ、つながったものはポリペプチドと呼ばれます。そしてポリペプチドの中で、目安としては百個以上つながっていて、意味を持った姿になったものがたんぱく質です。−−−御苦労さまでした。

それでは、これらの残基の違いが何を意味しているのか?それはこちら たんぱく質はどのようにしてはたらくの? をどうぞ!
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